中古キャンピングカー>● 危険な室内家具の恐怖

室内家具のチェックポイントとしては、一般的に傷とか破損とかを
気にしますが、基本的に大きく破損していなければ、傷などは使用
しているうちに付くものですし、汚れについても同じことが言える
と思います。

そんなことより、もっと大切なことがあります。

これは同業者の実車販売に影響を与えてしまうような情報なので、
あまり公表したくはないのですが、元店長である私が強く感じた
ことを書くことにします。

それは何かと言いますと、家具そのものの材質なのです。

つまり、何でできているのかがとても重要になります、居室内家具の
ほとんどは木製でできているのですが、その家具には合板が使用され
ていることがほとんどです。

そしてこの合板に含まれている接着剤に問題があるのです。

この接着剤も、住宅用のホルムアルデヒドを含まないものを使って
いるビルダーもありますが、コストを抑えるために有害な成分を
含んでいる接着剤を使った合板で家具を構成している車両も少な
からずあります。

その車両の見分け方は、締め切って、換気もしていない車内に入って
臭いをかいでみます。

その時に鼻にツンとくるような臭いや、ひどい時は目がちかちかしたりしま
すから、そのような車両は決して買わないようにした方がよいでしょう。

なぜなら、私が二台目に乗ったキャブコンがまさにそのような車両だ
ったからです。

ビルダーの営業マンは、臭いは換気をよくすれば、2〜3ヶ月程で消え
ますよ、と言っていましたが、3年乗って手放すまで、臭いのレベルは
ほとんど変わりませんでした。

無垢材を使っているキャンピングカーもありますから、数は少ないです
が、そのような中古車両をおすすめします。

ちなみに、私の店長時代に、同じ車種の10年落ち中古車両が入庫しましたが、
臭いがあまり変わりなかったのには驚きました。

脅かす訳ではありませんが、このような中古キャンピングカーもあるとい
うことを覚えておいてほしいのです。